2018.09.01ブログ
「お手伝い習慣」がもたらす「脳の発達」 体幹トレーナー 露木由美
8月22日から26日まで、大分県臼杵市に住んでいる佐藤家にお邪魔させていただきました。
佐藤陽平さんは現代の様々な社会問題を、社会を構成している家庭・地域・企業の3つの要素を育ててもっと良くしていこう、と動いている育成リーダーです。
私は佐藤さんの「家庭で体験教育」を学び、自分の子育てに活かしたり、昨年出版した本にも幼児の頃からおうちのお手伝いなどで「人の役に立つ」という大切なことから志を持つ人生を作っていく育児法を紹介しました。
そして私と佐藤さんの共通する部分は、篠浦伸禎先生の「脳タイプテスト」のアドバイザーでもあるということ。佐藤さんはコンサルティングや人材育成、私は子育てやトレーニングで脳の使い方を大切にしています。
くわしくはこちらを参考にしてください
↓
佐藤さんのHP
露木由美出版本
ベビー&スマイルHP
さて、3泊4日の滞在中に私が感じたこと。
育児や家庭のあり方として一番大切なのは「教える」ことではなく「やりたい」という気持ちを育てることだということです。この部分は私は分かっているつもりでいましたが、今まで思っていたイメージとは違いました。
我が家の子供達にも「やりたい」という気持ちをたくさん育てて来ました。やって来たことは「たくさんの場所に連れて行き、見て、体験させること」。
でも、もっと先にやった方が良いと思ったのは「まず最初に家庭の中」で多くの体験をさせることでした。
一般的な家庭に比べれば我が家の子供達も家事全般をうまくやりこなす技術があります。それなりにたくさんの家のことを体験させて来ました。私が出張で居なくても適当な料理を作って過ごすことができますし、そのほかの家事に関しても困ることはありません。
でも、大きくなった今、優先するのは自分のやりたいこと、学校のことなどで、家事などのお手伝いはあくまでも「お手伝い」という立場。だから時には「やらされている」「やってあげている」という意識が働いていることも多い。
でも、佐藤家では「お手伝い」という立場ではなく「自分の役割」として当たり前のように行われている。お母さんがお願いね、と頼んでやるのではなく、自ら考え、段取りをして、動いているのです。
近くの魚市場に早朝から出向き鮮度の良い魚を買い付けに行きました。

通常は佐藤家の長男、世壱くん(中学1年)が一人で行くとのことで、周りにいる市場の人たちはみんな顔なじみ、子供が頻繁に市場に顔を出すのは珍しいので可愛がられている様子なのが伝わります。中学で陸上部に入ったので、その日は市場までランニングで行き汗だくでした。周りの人たちに「汗いっぱいで走って来たの?」と話しかけられ、人気者なのが伝わってきます。
親の付き添いがない場所で、大人のコミュニティの一員になっているのです!
市場で魚のさばき方を教えてもらったり、他の人の様子を見て色々なことを吸収するのが楽しくてしょうがない様子です。
この日は台風後で魚がほとんど出ていませんでしたが、立派なブリが出ていて、世壱くんはそれをゲットしました!
なんと1800円!大きいです!

滞在中、釣りにも連れて行ってくれました。たくさんの魚が獲れ、帰宅後すぐにさばいて夕飯の準備です。

魚市場で買って来た魚も全て、世壱くんがさばきます。魚の特徴を知り尽くしている世壱くんには、それぞれの魚にあったさばき方を手際よくこなして行きます。
滞在中食べた魚や海鮮料理、その他の料理は、
ブリしゃぶ、ブリさしみ、ブリかま焼き、カワハギ、キモあえ、ハマチ、アジフライ、

ゆでエビ、エビの唐揚げ、イカもんじゃ、アヒージョ、岩牡蠣焼き、ニーナ(しったか)、石鯛のフライ、アワビ、かます蒲焼き、あじのお酢〆、クロメ味噌汁、

私が釣ったエソとベラの刺身、

釣りの途中で虹を見ることができました♡

エソはなんとカヌーで釣りました!
市場の定食屋で食べた海鮮丼

佐藤さん特製広島&大阪風お好み焼き、

とり天、鶏めし、臼杵胡麻豆腐、ゴーヤーチャンプルー
世壱くんが育てているレモングラスお茶

そのほか世壱くんが育てているごぼう、人参、オクラ、ゴーヤなどたくさんの野菜。
臼杵の歴史的城下町に出向いて、臼杵名物カボスソフトクリーム、臼杵せんべいソフトクリーム、醤油ソフトクリーム
食のことが大好きな世壱くんのリクエストで、私が作った食べるラー油と重ね煮のスープ、とっても喜んでもらえて嬉しかったです。
3泊4日でた〜っくさんの「食」を楽しみました!
この「食」を大切にし、楽しむ姿は本当に立派でした。
その時間をきちんと確保するために、段取りをし、宿題、畑仕事、部屋の片付け、掃除機までもこなして行く世壱くん。都会から来ている私と末っ子のリキに「臼杵の食を楽しんでもらおう」という気持ちがとても伝わりました。
自分だけでなく、私にも魚をさばく経験をさせてくれ、ここぞというところをきちんと楽しめるように考えてくれているのも良くわかりました。
小学生二人にも的確な指示を出し、みんなで楽しく作る時間が持てました。

このような行動は、「経験値の高さ」の他ありません。自分だけでなく周りのみんな全てに目を向ける力。
その全ての力の元が「家庭の中」のお手伝い、人の役に立つ経験から学んでいることがわかります。
よく、家のお手伝いさせて遊ぶ時間がなくなってかわいそう、という話を聞きますが、世壱くんを見ていると、そんな考えは吹っ飛んでしまうはず。
一番生き生きとしているのだから!
最後に家庭菜園で育てている面白い形のかぼちゃとレモングラスをお土産に渡してくれました!横浜に帰っても思い出が残ります♡

どの道に進むとしても子どもたちにこのような経験をさせることが将来の宝になるだろうと思います。
世壱くんの「自分の役割として」「家族やお客さんに喜んでもらう」「お客さんにたくさん体験させてあげたい」という体験からの成長は、脳の1次元・2次元・3次元をしっかりと積み重ねて「使う脳の領域」が増えていると言うこと。
もちろん、そこに世壱くんの「食が好き」が重なったのも大きな成長につながっています。誰でもそんな「好き」があります。そして、成長の始まりは家庭にあります。
子育て中の方がいましたら、ぜひ「家庭で体験教育」やってみてくださいね。家庭での体験は幼児からたくさんやる機会を設けてあげると良いですね。お花にお水をあげる、など些細なことから始めて、自分の行動から喜んでくれる人がいると言う経験の積み重ねをしましょう!小学校高学年くらいの大きくなってからだと、義務感が生まれます。低学年くらいまでに概念が定着すると難しくないのではと思います。
難しく考えず、子供達と一緒に楽しんでくださいね〜〜!
詳しくは私が昨年出した本にも書いてありますよ〜〜!!
「体幹」を整えると素直に育つ 露木由美
佐藤家のみなさん、ありがとうございました!

そしてこれを読んでいる皆様、最後までお読みくださりありがとうございました
佐藤陽平さんは現代の様々な社会問題を、社会を構成している家庭・地域・企業の3つの要素を育ててもっと良くしていこう、と動いている育成リーダーです。
私は佐藤さんの「家庭で体験教育」を学び、自分の子育てに活かしたり、昨年出版した本にも幼児の頃からおうちのお手伝いなどで「人の役に立つ」という大切なことから志を持つ人生を作っていく育児法を紹介しました。
そして私と佐藤さんの共通する部分は、篠浦伸禎先生の「脳タイプテスト」のアドバイザーでもあるということ。佐藤さんはコンサルティングや人材育成、私は子育てやトレーニングで脳の使い方を大切にしています。
くわしくはこちらを参考にしてください
↓
佐藤さんのHP
露木由美出版本
ベビー&スマイルHP
さて、3泊4日の滞在中に私が感じたこと。
育児や家庭のあり方として一番大切なのは「教える」ことではなく「やりたい」という気持ちを育てることだということです。この部分は私は分かっているつもりでいましたが、今まで思っていたイメージとは違いました。
我が家の子供達にも「やりたい」という気持ちをたくさん育てて来ました。やって来たことは「たくさんの場所に連れて行き、見て、体験させること」。
でも、もっと先にやった方が良いと思ったのは「まず最初に家庭の中」で多くの体験をさせることでした。
一般的な家庭に比べれば我が家の子供達も家事全般をうまくやりこなす技術があります。それなりにたくさんの家のことを体験させて来ました。私が出張で居なくても適当な料理を作って過ごすことができますし、そのほかの家事に関しても困ることはありません。
でも、大きくなった今、優先するのは自分のやりたいこと、学校のことなどで、家事などのお手伝いはあくまでも「お手伝い」という立場。だから時には「やらされている」「やってあげている」という意識が働いていることも多い。
でも、佐藤家では「お手伝い」という立場ではなく「自分の役割」として当たり前のように行われている。お母さんがお願いね、と頼んでやるのではなく、自ら考え、段取りをして、動いているのです。
近くの魚市場に早朝から出向き鮮度の良い魚を買い付けに行きました。

通常は佐藤家の長男、世壱くん(中学1年)が一人で行くとのことで、周りにいる市場の人たちはみんな顔なじみ、子供が頻繁に市場に顔を出すのは珍しいので可愛がられている様子なのが伝わります。中学で陸上部に入ったので、その日は市場までランニングで行き汗だくでした。周りの人たちに「汗いっぱいで走って来たの?」と話しかけられ、人気者なのが伝わってきます。
親の付き添いがない場所で、大人のコミュニティの一員になっているのです!
市場で魚のさばき方を教えてもらったり、他の人の様子を見て色々なことを吸収するのが楽しくてしょうがない様子です。
この日は台風後で魚がほとんど出ていませんでしたが、立派なブリが出ていて、世壱くんはそれをゲットしました!
なんと1800円!大きいです!

滞在中、釣りにも連れて行ってくれました。たくさんの魚が獲れ、帰宅後すぐにさばいて夕飯の準備です。

魚市場で買って来た魚も全て、世壱くんがさばきます。魚の特徴を知り尽くしている世壱くんには、それぞれの魚にあったさばき方を手際よくこなして行きます。
滞在中食べた魚や海鮮料理、その他の料理は、
ブリしゃぶ、ブリさしみ、ブリかま焼き、カワハギ、キモあえ、ハマチ、アジフライ、

ゆでエビ、エビの唐揚げ、イカもんじゃ、アヒージョ、岩牡蠣焼き、ニーナ(しったか)、石鯛のフライ、アワビ、かます蒲焼き、あじのお酢〆、クロメ味噌汁、

私が釣ったエソとベラの刺身、

釣りの途中で虹を見ることができました♡

エソはなんとカヌーで釣りました!
市場の定食屋で食べた海鮮丼

佐藤さん特製広島&大阪風お好み焼き、

とり天、鶏めし、臼杵胡麻豆腐、ゴーヤーチャンプルー
世壱くんが育てているレモングラスお茶

そのほか世壱くんが育てているごぼう、人参、オクラ、ゴーヤなどたくさんの野菜。
臼杵の歴史的城下町に出向いて、臼杵名物カボスソフトクリーム、臼杵せんべいソフトクリーム、醤油ソフトクリーム
食のことが大好きな世壱くんのリクエストで、私が作った食べるラー油と重ね煮のスープ、とっても喜んでもらえて嬉しかったです。
3泊4日でた〜っくさんの「食」を楽しみました!
この「食」を大切にし、楽しむ姿は本当に立派でした。
その時間をきちんと確保するために、段取りをし、宿題、畑仕事、部屋の片付け、掃除機までもこなして行く世壱くん。都会から来ている私と末っ子のリキに「臼杵の食を楽しんでもらおう」という気持ちがとても伝わりました。
自分だけでなく、私にも魚をさばく経験をさせてくれ、ここぞというところをきちんと楽しめるように考えてくれているのも良くわかりました。
小学生二人にも的確な指示を出し、みんなで楽しく作る時間が持てました。

このような行動は、「経験値の高さ」の他ありません。自分だけでなく周りのみんな全てに目を向ける力。
その全ての力の元が「家庭の中」のお手伝い、人の役に立つ経験から学んでいることがわかります。
よく、家のお手伝いさせて遊ぶ時間がなくなってかわいそう、という話を聞きますが、世壱くんを見ていると、そんな考えは吹っ飛んでしまうはず。
一番生き生きとしているのだから!
最後に家庭菜園で育てている面白い形のかぼちゃとレモングラスをお土産に渡してくれました!横浜に帰っても思い出が残ります♡

どの道に進むとしても子どもたちにこのような経験をさせることが将来の宝になるだろうと思います。
世壱くんの「自分の役割として」「家族やお客さんに喜んでもらう」「お客さんにたくさん体験させてあげたい」という体験からの成長は、脳の1次元・2次元・3次元をしっかりと積み重ねて「使う脳の領域」が増えていると言うこと。
もちろん、そこに世壱くんの「食が好き」が重なったのも大きな成長につながっています。誰でもそんな「好き」があります。そして、成長の始まりは家庭にあります。
子育て中の方がいましたら、ぜひ「家庭で体験教育」やってみてくださいね。家庭での体験は幼児からたくさんやる機会を設けてあげると良いですね。お花にお水をあげる、など些細なことから始めて、自分の行動から喜んでくれる人がいると言う経験の積み重ねをしましょう!小学校高学年くらいの大きくなってからだと、義務感が生まれます。低学年くらいまでに概念が定着すると難しくないのではと思います。
難しく考えず、子供達と一緒に楽しんでくださいね〜〜!
詳しくは私が昨年出した本にも書いてありますよ〜〜!!
「体幹」を整えると素直に育つ 露木由美
佐藤家のみなさん、ありがとうございました!

そしてこれを読んでいる皆様、最後までお読みくださりありがとうございました